スノードーム作りを軽く考えていたら大変なことになった件

姉と妹のスノードーム作品

巷で人気(?)のスノードームを子供たち(姉:小5、妹:小3)と一緒に作ったので、一部始終をまとめました。
「材料さえ揃えてしまえば、そう難しくはないだろう」と甘く見ていましたが、大変な目に遭いました・・・。

オカネヲカケルベカラズ

「スノードーム作成キット」なるものも販売されていますが、webで作り方を調べたところ100均でほぼ材料は揃いそうなので、その作戦でいきます。

スノードームの材料・工具一式

こちらは使用した材料と道具(1人分)。自宅にあるもの+100均のダイソーで買ったもので、材料費はこども二人分の合計で1,000円ほどです。100均の「セリア」にスノードーム用の半球状の透明ケースがあるとのことで買いに行きましたが、残念ながら売り切れのためコレクションケースで代用することにしました(写真左上)。

webの情報を参考に、制作開始!

コレクションケース土台に2箇所穴をあける

まずは、コレクションケースの土台にキリなどで水を入れるための穴を開けます。穴が1つだと空気の逃げ道がなくなるため、2箇所あけています。また最終的に穴を埋めるために、長さ5mm程度のネジも用意しました。

子供たちが小物を好きなようにレイアウトし、貼り付けていきます。使用したボンドは100均で入手した「Gクリヤー」です。

姉のスノードーム作品(ふたをする前)
姉の作品
妹のスノードーム作品(ふたをする前)
妹の作品

後になってから気づきましたが、時間に余裕がある場合はこの段階で一度水洗いして乾かすことをお勧めします。その理由は・・・。

  • あとで水を入れたときの“水の濁り予防”ため
  • きちんと接着されているかを確認するため


次に、中へ入れる「キラキラ」の準備をします。こちらも100均で買ったものを適当にブレンドして、スノードームの中心付近に撒きます。量は適当です。

スノードームに入れるキラキラ(ブレンド)
スノードームの中央にキラキラをのせる。

そして、台座の周囲に沿って「ボンドGクリアー」をぐるっと一周つけます。水漏れを避けるために、気持ち多めにつけるのがいいでしょう。その後、透明カバーをかぶせます。

台座にボンドをまんべんなくつける


はみ出したボンドはそのままだと見た目が悪いため、ティッシュペーパーで拭き取りたいところですが、カスやゴミが残りそうなので指でシュッと一拭きしました。

その後、ボンドが完全に乾くまで待ちます。まぁ1日置けば十分でしょう。
乾かないうちに容器を振るとコレクションケース内側に染み出たボンドに「キラキラ」が付いてしまうため、注意が必要です。

ボンドが乾いた後、念のため水漏れ予防としてグルーガンでぐるっと一周します。

台座の接着の仕上げにグルーガンを使用する。
グルーガンで台座のまわり補強(完成)

完成したはずが・・・ふりだしに戻る

あとはコレクションケースを逆さにして水を入れ、少しだけ洗剤を加えてネジを締めれば完成です!
その工程を終え、水漏れの確認のためにしばらく放置していたみたところ・・・

ああっ!はずれてる?

鶴が台座から離れ、花もプカプカ浮いています。カバーをボンドとグルーガンでガッチリと付けてしまいました。どうしよう・・・。
キツネも「あぁっ!」という顔をしているのは気のせいでしょうか・・・。

グルーガンで固定した台座を剥がす

どうにかして剥がさねば。グルーガンで盛ったところを、ピンセットで懸命に剥がしていきます。
その後、思いっきり引っ張ってみましたが・・・

プラスチックケースが外れず、やむをえず壊した写真。

あきらめました。試合終了です。
甘く見ていた・・・。
スノードームは気軽に作れそうなイメージでしたが、決して失敗が許されないリスクの高い工作でした。

そして2回目。お姉ちゃんに「もっとたっぷりボンドをつけましょう」とアドバイスしましたが・・・

お姉ちゃんのスノードームが外れた(2回目)

またしても失敗。なぜだ?!
わからん・・・100均ボンドのせい?
今回は力ずくでカバーを外すことができたので、ケースの破壊は免れました。

そしてもうひとり・・・

妹のスノードームの失敗。

妹よ、おまえもか。
はずれたトラさんが泣いている・・・。

原因調査・対策

姉2回、妹1回、合計3回の作り直しです(泣)。さすがにこうなると親の関与を強めざるをえません。戦犯を見つけて対策します。

ボンドのせいにするのは簡単ですが、部品によってはガッチリと付いているものもありました。「台座・砂・陶器」の接着そのため、おそらく接着の相性の悪いものがあったのではないかと・・・。

砂の下地の上に小物を接着したため、接着力が弱かったのかもしれない。

こちらの“青い葉っぱ”は、よく見ると「紙」でした。放っておいても、いつかは外れていたでしょう。茎の部分も、心もとないので外します。

ネジで固定できる部品はネジ止めしました。これも後で気づきましたが、スノードームの内部にスポンジを入れると、水を満たした後に気泡がしばらく出続けるため、あまりお勧めしません・・・。

そしてボンド。もう決して失敗したくないため、個人的に絶大な信頼を寄せる「スーパーX」を使いました。

ついに完成。

小物の接着を終え、台座とカバーも接着。水はコレクションケースを逆さにしてたっぷりと入れます。ケースの横から中央に向けて軽く押すと、中の空気が出やすいです。洗剤は、水を入れた最後に数滴たらす程度です。

ネジを締め、あふれた水をティッシュなどに吸い込ませた後、ネジと本体に隙間ができないようにスーパーXを盛ります。これで水漏れの心配はありません。

紆余曲折を経て、ようやく完成しました。完成から1ヶ月以上経過していますが剥がれる兆候はないため、きっと大丈夫でしょう。

完成したスノードーム作品


手ごわい相手でした・・・もしまた作る機会があるなら、ボンドはスーパーXにします。