現在デザイン作成・過去記事のまとめ中のため、不完全です。

【2002.7-12月】旧車について無知な僕がワーゲンバスを買うまで

ワーゲンバスを買うきっかけとなったミニカー

“ワーゲンバス”という言葉以外、何も知らなかったワタシ。ちょっとしたことがきっかけとなり購入の意思を持ち、それから半年以上の時間をかけて購入に至った記録です。
インターネットと「人」のありがたみを、つくづく感じました。

【2002年春】車買おうかな~

決してジムニーに飽きたわけではないのですが、今後家族が増えたり犬を飼ったりすること(あくまでも予定)を考えると、遠くない将来、車を買い換える必要があると感じました。
私としては100万円以内で買えるワンボックス車が妥当と思い、中古車屋へたびたび足を運びました。

予算内で買える車もありましたが、CR-Xやジムニーに兼ね備えられていた“運転する楽しさ”がこれらの車には不足しており、結局購入には至りませんでした。もうすこし待とうかな・・・。
バス欲しい度:☆☆☆☆☆

そんなある日“ミニカー付き缶コーヒー”がコンビニで目に留まり、なにげにワーゲンバスを選択。

家に帰って眺めていると、嫁さんが開口一番 「この車ほしい!」

・・・何を言ってるんだこの人は。たしかに洒落た車だし運転も楽しいだろうけど、私の頭の中では「高い・壊れる・維持費がかかる」というマイナスの印象しか浮かびませんでした。

こんな車、維持なんてとてもじゃないができない!と。

しかしよく見ると、3列シートが付いているじゃあないですか。これなら子供も犬も、問題なく乗せられる・・・。

金額以外の点 では、私の希望する条件を満たしているのでした。
バス欲しい度:★☆☆☆☆

【2002年夏】ワーゲンバスの調査開始

半ばお遊び気分で、この車について調べてみることに。

インターネットで「ワーゲンバス」という単語から検索し、出てきたホームページを熟読し、リンクを追い熟読。またリンクを追い・・・。

これを繰り返すこと約1ヶ月、多くのワーゲンショップとバス関連の個人サイトから、この車についての情報を収集しました(正式名称はTYPE2って言うのね!)。

専門誌もいろいろ読み、そこで確信したことは“信頼できる店で買い定期的に整備すれば、そう簡単には壊れない”ということです。

どうやらこれは、本気で購入を考えてもいいかも・・・?
バス欲しい度:★★★☆☆

【2002年秋】希望年式・グレードの絞り込み

ワーゲンバスといっても、種類は豊富。大きく分けて前期型(アーリータイプ)・後期型(レイトタイプ)があり、年式によって形や装備が多少違います。

それぞれデラックス仕様やキャンパー(キャンピングカー)などがあり、ウォークスルー&ベンチシートあり・・・深い。非常に深い。

このころには嫁さんとワーゲンのイベントやショップに行って多くのバスを見学し、あーだのこーだの自分たちの希望を話し合っておりました。その結果 ・・・

●嫁さんの希望:アーリー・レイトどちらでもよし。とにかくキャンパー。
●私の希望:アーリー。右ハンドル。

2人の希望を100%満たす車は“アーリーの右ハンドルキャンパー” ですが・・・ないのよ、これが。ここまでいろいろ調べた限りでは、一度も見たことありません。

程度のいい売り物が見つかるまでの果 てしない年月を想像すると、これはもうあきらめざるを得ません。結局アーリーの“左ハンドル”キャンパーで、程度の良いものを探すことにしました。
バス欲しい度:★★★★☆

【2002年冬】まさかの「右ハンドルVWキャンパー」との出会い

ワーゲンショップの選び方や車の程度の見分け方などを知りたくて、どうしてもオーナーの方と知り合いになりたかったこの頃。

オークションで“アーリーの左ハンドルキャンパー”を出品されていた方に、今までの経緯を含め相談に乗っていただきました。

そこでキャンプ好きのワーゲンオーナーの集う“キャンプモービルクラブ”を紹介していただき、12月中旬、蓮沼で行われたイベントでブースが出ていたため入会。
そこでもメンバーの方々に相談に乗っていただきました。

幾つかのショップに「入荷の予定があったら連絡下さい」とお願いしたりもしましたが、左ハンドルでもアーリーキャンパーはなかなか見つからず・・・。

たまに見つかっても、どうしても許せない色だったり予算が合わなかったり、あとで苦労しそうな気配を感じたりで、ここにきて先に進まなくなってしまいました。

気に入る車が見つかるまで5年待った人の話も聞いており、実際1年くらいは平気で待つ場合もあるらしく・・・でもそんなに待つのはちょっとなぁ~。


年も暮れかけたある日、一本の電話が。
「アーリーの右ハンドルキャンパーの広告が出てるよ!」
・・・まぢですか?ですか? もしかして、ヤナセものですかぁ??(注)

オークションで出品されていた方からでした。その後、蓮沼で知り合ったクラブのメンバーの方からも同様の連絡が。もう仕事どころではありません(^_^;)。

もともと好印象だったそのショップへ電話し、購入の意思を伝えました。

ショップの社長さんから「現車を見てから最終的に決めていただいたほうが良いですよ」と言われたため、日本に入荷するまでしばらく待つことになりました。

この時点で予約は1番目。偶然にも12月25日、クリスマスの出来事でした。
バス欲しい度:★★★★★

(注):“ヤナセもの(梁瀬物)”とは・・・?
当時、日本の正規輸入代理店YANASEで販売していた「日本仕様のVW」がこう呼ばれています。
ヤナセ仕様のバスにはKm表示のスピードメーターやサファリウィンドウ、専用のサイドミラーが付いており、5ナンバーに収まるように改良されたバンパーが装備。
高温多湿の日本では、現存するヤナセ仕様のバスは極めて稀少であり、キャンパーとなるとなおさらである。
ちなみに私のバスは、イギリス仕様の右ハンドルでした。